モーニングスター 2020/6/4/8:00

 



4日の債券市場見通し=下落の展開か

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"予想レンジ:債券先物中心限月(20年6月限)151.90円-152.10円、長期国債利回り0.005%-0.020%

 4日の債券市場は、下落の展開か。

 前日の米国債は続落。米経済回復への期待感が強まり、NYダウが2万6000ドル台を回復するなど、債券市場には逆風となった。

 市場では、「こう着感の強かった米長期金利が、久々の動きを上昇方向に見せたことは、円債相場にとって一定の重しになるだろう。国内でも円安・株高傾向の継続が見込まれ外部環境は逆風だ。売り先行で始まりそうだ」(銀行系証券)という。

 財務省が実施する30年国債入札は、「順調な結果になる」との指摘が多い。超長期国債の利回りがこのところ上昇(価格は下落)しており、相対的に割安な状態となっているためだ。入札後は、円債の売りにも一巡感が強まりそうだ。

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4日の東京株式市場見通し=上値を試す場面もありそう

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"予想レンジ:2万2700円-2万3000円(3日終値2万2613円76銭)

 4日の東京株式は続伸後、上値を試す場面もありそう。足元で堅調な地合いが続くなか、現地3日の欧米株式が上昇した動きなども追い風に、買い先行のスタートとなろう。投資家心理が強きに傾くなか、日経平均株価は、心理的なフシ目となる2万3000円を意識する場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=108円台の後半(3日終値は108円74-75銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=122円台の前半(同121円95-99銭)と円安方向に振れている。3日のADR(米国預託証券)は円換算値で、キーエンス<6861>、ソニー<6758>、日産自<7201>などが、3日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、3日の大阪取引所終値比185円高の2万2915円だった。(高橋克己)

 4日の主な経済指標・スケジュール
【国内】
・ 8:50 週間の対外対内証券売買契約
・11:00 5月車名別新車販売・通称名別軽自動車販売
・30年国債入札
・決算発表=積水ハウス<1928>

【海外】(時間は日本時間)
・21:30 米4月貿易収支、米週間の新規失業保険申請件数
・ECB定例理事会(ラガルド総裁会見)
・決算発表=ブロードコム<AVGO>、ギャップ<GPS>
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