ロイター 2020/6/4/17:00

ロイター通信

 



東南アジア株式・中盤=大半が続伸、マニラとバンコクは3カ月ぶり高値

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"中盤の東南アジア株式市場は大半が続伸。マニラ、バンコクホーチミンの各市場で約3カ月ぶりの高値を付けた。東南アジア諸国新型コロナウイルス感染拡大に伴う制限措置を緩和していることや、景気回復を支援するための新たな刺激策が実施されるとの見通しが強材料となった。

ジャカルタ、クアラルンプール、マニラの各市場は7営業日続伸、バンコク市場は4日続伸。 マニラ市場の主要株価指数PSEiは0419GMT(日本時間午後1時19分)時点で3.17%高。優良銘柄のSMインベストメンツ・コープやアヤラ・ランドが上昇を主導した。

フィリピンでは小規模の都市について、世界で最も厳しい部類とされる封鎖措置を緩和。議会は景気てこ入れのため、数十億ドル規模の支援策を盛り込んだ法案を通過させる構えだ。

域内での株価上昇は、過去2週間の世界的な地合いの転換を反映している。投資家の間では、世界の主要な中央銀行と政府の対策により、大半の国・地域で経済がうまく再起動するとの見方が強まっている。みずほ銀行のアナリストはメモで「この状況は、あらゆる意味で本当に『リスクオン』ラリーの様相だ」と強調した。
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ロシア疑惑巡るFBI捜査、米上院司法委が公聴会開催

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"米共和党が主導する上院司法委員会で3日、2016年の大統領選中に連邦捜査局FBI)がトランプ陣営を監視していた問題を調査する初回の公聴会が開かれた。

共和党はトランプ陣営がFBIから不公正な扱いを受けていたと主張。民主党は政治的な動機に基づく調査だと批判している。

公聴会で証言したロッド・ローゼンスタイン前司法副長官は、ロシアが大統領選に介入した疑惑を捜査するため、2017年にモラー元FBI長官を特別検察官に任命したことについて「当時の状況で正しい決断だったと今でも信じている」と主張した。

一方、共和党のリンゼー・グラム上院司法委員長は「(トランプ陣営に対するFBIの捜査は)FBI史上最も腐敗した、偏った捜査の1つだった」と批判。

これに対し、同委員会の民主党トップ、ダイアン・ファインスタイン上院議員は、ロシア疑惑を巡る捜査と今年の大統領選で民主党の候補指名を確実にしているジョー・バイデン前副大統領を攻撃したいトランプ大統領を、上院共和党が助けていると批判。「議会は大統領候補を攻撃したり助けたりする政治的な意図のある調査を行うべきではない」と述べた。
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