モーニングスター 2020/6/5/8:00

 



5日の債券市場見通し=売り一巡後は下げ渋る展開か

6/5

"予想レンジ:債券先物中心限月(20年6月限)151.60円-151.80円、長期国債利回り0.025%-0.035%

 5日の債券市場は、欧米市場での下落の流れを引き継ぎ、売りが先行しそうだ。ただ、売り一巡後は下げ渋る展開となりそうだ。

 前日の海外市場では、独米国債が下落した。ECB(欧州中央銀行)が追加の金融緩和を決めたことを受けて欧州国債が下落し、米国債にも波及した。

 国内市場では、売りが先行しそうだが、日銀の長期国債の買い入れオペが支えとなるほか、内外株高の持続性を疑問視する市場関係者が増えつつあることなどがサポート材料となりそうだ
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5日の東京株式市場見通し=上値の重い展開か

6/5

"予想レンジ:2万2500円-2万2800円(4日終値2万2695円74銭)

 5日の東京株式は、上値の重い展開か。きのう4日の日経平均株価は、心理的なフシ目の2万3000円に接近したが、戻り待ちの売りに押される格好となった。週末要因もあり、ポジション調整の売りが優勢となる場面もありそうだ。

東証1部の騰落レシオが3日の143.2%から4日には145.0%に上昇。短期的な過熱感も警戒され、主力銘柄には様子見姿勢が強まることも想定される。

為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の前半(4日終値は109円06-08銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=123円台の半ば(同122円15-19銭)と円安方向に振れている。

4日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、アドバンテス<6857>、ホンダ<7267>、三菱UFJ<8306>などが、4日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、4日の大阪取引所終値比35円安の2万2725円だった。

 5日の主な経済指標・スケジュール
【国内】
・ 8:30 4月家計調査、4月消費動向指数
・14:00 4月景気動向指数
・決算発表=東芝<6502>

【海外】(時間は日本時間)
・インド準備銀行金融政策決定会合
・21:30 米5月雇用統計
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