モーニングスター 2020/6/3/17:00

 



3日の債券市場見通し=株高逆風で下落の展開か

6/3

"予想レンジ:債券先物中心限月(20年6月限)152.10円-152.30円、長期国債利回り0.000%-0.010%

 3日の債券市場は、株高逆風で下落の展開か。

 前日の米国債は、連日の株高・債券安。暴動拡大などリスク回避的な材料が多い中でも株価の騰勢が止まらず、米国債の売りを誘った。

 株高を手掛かりにした売りは円債にも波及しそうだ。1ドル=108円台後半まで円安ドル高が進行しているうえ、日経平均株価も続伸が見込まれることも売りに拍車を掛けそうだ。「明日に30年国債入札を控えることも、超長期債を中心に買いにくさにつながる可能性がある」(銀行系証券)という。"





3日の東京株式市場見通し=堅調な展開が続きそう

6/3

"予想レンジ:2万2300円-2万2700円(2日終値2万2325円61銭)

 3日の東京株式は、堅調な展開が続きそうだ。好地合いが継続するなか、現地2日の欧米株式が上昇した動きもあり、買い優勢のスタートとなろう。為替相場は、ドル・円が1ドル=108円台の半ば(2日終値は107円78-79銭)、ユーロ・円が1ユーロ=121円台の前半(同119円93-97銭)と、円安方向に振れていることも支えになるとみられる。ただ、日経平均株価は25日移動平均線とのカイ離率がプラス8.9%となり、前日の同8.3%からさらに拡大していることから、短期的な過熱感を警戒する動きには注意したい。2日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ソニー<6758>、TDK<6762>、ホンダ<7267>などが、2日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、2日の大阪取引所終値比280円高の2万2650円だった。(高橋克己)

 3日の主な経済指標・スケジュール
【国内】
・13:30 5月景気動向調査帝国データバンク

【海外】(時間は日本時間)
・10:30 豪1-3月期GDP
・10:45 中国5月財新サービス業PMI
・18:00 ユーロ圏4月失業率
・21:15 米5月ADP雇用統計
・23:00 米5月ISM非製造業景況指数
・タイ市場休場
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