ロイター 2020/6/3/17:00

ロイター通信

 



東京マーケット・サマリー(3日)

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"  ■レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値

<外為市場>

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 108.57/59 1.1202/06 121.64/68
NY午後5時 108.66/69 1.1169/73 121.37/41

午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、若干ドル安/円高の108円 半ば。ドルは朝方の取引で108.85円まで上昇し、2カ月ぶりの高値をつけたが、前日のドル 高/円安のエネルギー源となったクロス円が高値圏でもみ合いとなったことや、本邦実需のドル売 りが流入したことで、反落した。

 レポート全文:

<株式市場>
日経平均 22613.76円(288.15円高)
安値─高値   22462.68円─22818.87円
東証出来高 15億5248万株
東証売買代金 2兆7736億円

東京株式市場で日経平均株価は3日続伸した。前日の米国株高や為替の円安基調を好感し、朝 方から買いが先行。その後、上げ幅を500円近くまで拡大した。ただ、これまでの急ピッチの上 昇で調整への警戒感も強まり、テクニカル的には「特別警報レベル」との声も出ている。大引けに かけて利益確定売りに押される展開となった。

東証1部騰落数は、値上がり1177銘柄に対し、値下がりが896銘柄、変わらずが96銘柄だ った。
 
 レポート全文:

<短期金融市場> 15時05分現在
無担保コール翌日物金利 前営業日(-0.059%)をやや下回る
ユーロ円金先(20年12月 100.025(+0.005)限)
安値─高値 100.015─100.025 3カ月物TB


無担保コール翌日物の加重平均レートは前営業日(マイナス0.059%)をやや下回る見通 し。「地銀の資金調達の動きが引き続き鈍かった」(国内証金融機関)。ユーロ円3カ月金利先物 はまちまち。

 レポート全文:

<円債市場> 15時現在
国債先物・20年6月 152.05 (-0.14)
限 安値─高値 152.04─152.16
10年長期金利 0.010% (+0.005)
安値─高値 0.010─0.005%

国債先物中心限月6月限は前営業日比14銭安の152円05銭となり、反落して引けた。日 経平均株価の上昇やドル高・円安基調などリスクオンの流れが強まり、軟調に推移した。翌4日の 30年債入札を控えて、超長期ゾーンの上値は重かった。10年最長期国債利回り長期金利)は 前日比0.5bp上昇の0.010%と、4月21日以来の高水準となった。
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3日続伸の日経平均、テクニカルは「特別警報レベル」

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"東京株式市場で日経平均株価は3日続伸した。前日の米国株高や為替の円安基調を好感し、朝方から買いが先行。その後、上げ幅を500円近くまで拡大した。ただ、これまでの急ピッチの上昇で調整への警戒感も強まり、テクニカル的には「特別警報レベル」との声も出ている。大引けにかけて利益確定売りに押される展開となった。

日経平均は前営業日比323円40銭高の2万2649円01銭と、上方向にマド空けて始まった。その後も輸出関連株や半導体関連株など幅広い銘柄が堅調に推移して上値を伸ばし、きょうの高値2万2818円87銭を付けた。

市場からは「ショートポジションが積み上がっている需給状態を踏まえれば、来週のメジャーSQ(特別清算指数)算出までは買い戻しを中心に買いが先行しやすい展開になるのではないか」(みずほ証券・シニアテクニカルアナリストの三浦豊氏)との見方が出ている。

ただ、25日移動平均線との上方乖離率は9%超となるなど「テクニカル的にみるときょうの高値警戒感は特別警報レベル」(国内証券)との声もあり、利益確定売りが頭を押さえた。

TOPIXも3日続伸。東証33業種では、電気・ガス、食料品、パルプ・紙、証券、情報・通信を除く28業種が値上がり。輸送用機器、非鉄金属、ゴム製品、ガラス・土石製品、空運などが値上がり率上位に入った。自動車株は円安進行に加え、世界生産・販売の回復期待が大きくなっていることが注目された。

このほか個別ではファーストリテイリング(9983.T)が堅調。5月の既存店売上高の減少率が縮小したことが好感された。and factory(7035.T)は大幅反落。2日、2020年8月期の連結営業損益が2億4800万円の赤字になる見通しだと発表したことが嫌気された。

東証1部の騰落数は、値上がりが1177銘柄に対し、値下がりが896銘柄、変わらずが96銘柄だ った。
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